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病気や検査について

おしっこに血が混ざる

血尿が出た場合、排尿時に痛みを伴うときは、膀胱炎などが疑われます。血尿以外の症状がない場合は要注意です!膀胱癌などの悪性腫瘍のこともありますので、すぐに消えたからと放っておかずに、早めに受診しましょう。
また、検診で尿潜血の反応が出た場合は、異常のない良性の血尿のことが多いですが、重篤な病気のこともありますので、早めの受診をおすすめします。

痛みを伴うとき
  • 膀胱癌
  • 尿管癌
痛みを伴わないとき
  • 膀胱癌
  • 尿管癌
  • 腎盂癌
  • 腎炎
  • 特発性腎出血 など

当院で行う検査・治療

膀胱炎・膀胱がんの場合
膀胱炎の場合は当院での投薬で治療できる場合がほとんどです。膀胱癌が疑われる場合は、まずエコー検査や尿の細胞を調べる細胞診の検査をします。検査の結果によっては内視鏡で直接膀胱を診察する場合もあります。
尿路結石の場合
主にエコー検査とレントゲン検査で結石の状態を調べます。結石の位置によってはお薬で排石を促すことができます。症状がない場合は保存治療をする場合もあります。なお、投薬での治療が難しい場合は手術を行います。

おしっこが出にくい

男性の場合、頻度が高いのは前立腺の病気です。また、神経障害から膀胱の働きが悪くなったり、尿道の炎症などで尿道が狭くなったりする病気が考えられます。頻尿や尿失禁などの症状も見られることがあります。

  • 前立腺肥大症
  • 前立腺癌
  • 神経因性膀胱
  • 尿道狭窄

当院で行う検査・治療

前立腺肥大症の場合
前立腺エコー・残尿測定検査・尿流量測定(尿の勢いや量の検査)などを行います。
状況によっては投薬での治療が可能ですが、手術が必要になる場合もあります。
前立腺癌の場合
血液検査(PSA)で癌の疑いを調べます。疑いが出た場合、一度高山病院にて前立腺生検(細胞片の採取)の検査をします。
ホルモン注射や投薬での治療となった場合は当院での治療が可能です。
尿道狭窄の場合
前立腺以外の原因で尿道狭窄が起きている場合尿流量測定に加えて、内視鏡検査を行う場合があります。
状況にもよりますが、手術が必要な場合が多いため、まずは検査をして早期発見をすることが大切です。
また、外来で定期的に尿道狭窄の再発を防止するために処置を行うこともあります。

急にお腹が痛くなる

腎臓でできた結石が尿管に移動し、尿をせき止めた時に激痛が出現します。背中の痛みを伴うこともあります。
自然に排石されない場合は、結石を砕く治療が必要です。

  • 尿路結石症

おしっこが漏れるときがある

女性に多く見られ、加齢と共に膀胱を支える筋肉が弱ることから尿が近くなったり、漏れてしまうなどの症状が現れます。
また、脳疾患や神経障害が原因のものや、男性であれば前立腺肥大症が原因となることもあります。
治療は、薬物療法が主になりますが、薬物療法が行えない場合は、磁気治療法も行っております。

  • 過活動膀胱
  • 腹圧性尿失禁

当院で行う検査・治療

過活動膀胱・腹圧性尿失禁の場合

残尿測定検査のためエコーをします。投薬治療や、骨盤底筋運動による改善が可能です。骨盤底筋運動を希望される方は、高山病院にて、専門の女性スタッフによる指導を行います。

おしっこするときに痛い

女性に多く見られ、尿道から細菌が入ることで炎症を起こして痛みなどの症状が出ます。発熱を伴う場合、腎盂や前立腺、陰嚢まで感染している可能性があります。早期に治療すれば、内服薬で十分治療が可能です。

  • 膀胱炎

夜中に何度もトイレに行く

糖尿病や高血圧などの全身性疾患や水分の取りすぎ、睡眠障害などが原因で夜間多尿になり、夜間頻尿を引き起こします。
また、過活動膀胱や前立腺炎、膀胱炎などの疾患が原因で膀胱に尿を貯めることができなくなることが原因の場合もあります。原因を調べ、生活指導や基礎疾患の治療を行い、症状を改善していきます。

  • 夜間頻尿

尿検査で異常を指摘された

尿には、腎臓でろ過され排出された不要なものが含まれていますが、尿検査では、本来尿中に排出されない蛋白・糖・潜血などが混じっていないかを検査します。
尿検査で何らかの異常が指摘された場合、腎臓や糖尿関連の病気、結石や腎炎、肝炎などの病気の兆候が出ていると考えられます。
早期発見・早期治療のためにも、異常が見つかった場合は早めの受診をおすすめします。
また、普段からの生活習慣や食事を気をつけることで、尿検査の結果が改善される場合もあります。
一度ご相談ください。

  • 膀胱炎
  • 膀胱癌
  • 尿管癌
  • 腎盂癌
  • 前立腺癌
  • 尿路結石症
  • 腎炎 など

子どものおねしょ(小児夜尿症)

「おねしょ」は発育とともに減少し、5歳で約80%の幼児でみられなくなる生理現象です。そして小学生になっても「おねしょ」が月に数回続く場合、治療が必要な夜尿症と呼んでいます。

夜尿症の原因として、

  1. 尿意を催しても目が覚めない
  2. 膀胱がいっぱいになると勝手に収縮してしまう
  3. 寝ている間に腎臓で作られるおしっこの量が多い
主としてこの三要因が考えられています。また精神的ストレス、便秘が原因になることもあります。

治療についてですが、まず生活指導を行います。次に要因に応じて薬物療法を行います。
また「おねしょ」を感知してブザーで知らせるアラーム療法も有用です。生活指導のポイントは、規則正しい生活を行うことと水分摂取の調節にあります。
家族は、起こさず、叱らず、人と比べず、あせらない気持ちで接してあげてください。あるデータによると夜尿症は小学校5年生の約5%に認められます。
経過観察した場合、自然治癒率は年間10~15%にとどまりますが、治療をすることで治癒率は1年で50%,3年で80%と高まります。
また夜尿症は、尿路系の病気や神経系の異常で生ずることも知られています。症状でお悩みの場合は泌尿器科でご相談されることをおすすめします。

ED外来

ED治療薬の処方が主ですが、安全性を確認するために血圧測定、心電図検査、血液検査が必要になります。

また現在服用している薬によってはED治療薬の服用ができない場合もあります。

※初診料 5,200円 (税込)
※再診料 1,500円 (税込)

主な治療薬

  • シルデナフィル錠25mg  800円(税込)
  • シルデナフィル錠50mg  880円(税込)
  • タダラフィル錠20mg   980円(税込)
  • バルデナフィル錠10mg  1,300円(税込)
当院で行える検査はこちら
クリニックでも様々な検査が可能です。投薬治療が可能な場合は当院への通院のみで治療できます。
■内視鏡 (膀胱内視鏡検査)

痛みや検査後の出血が少ない「軟性鏡」という、柔らかくぐねぐねと曲がる細いカメラを使用し、膀胱から尿道を 検査することで、膀胱がんの発見や膀胱結石、尿道狭窄などの診断を行います。
超音波検査やレントゲン検査では見つけることのできない、小さな病変を見つけるのにも有効な検査です。

この検査からわかる主な病気

  • 膀胱癌
  • 尿道狭窄
  • 膀胱結石
■超音波診断装置 (エコー検査)

超音波検査は、妊婦さんの胎児の様子を診るためにも使われる装置なので、身体への負担がほとんどありません。 泌尿器科では、この超音波装置を使用し、腎臓・尿管・膀胱・前立腺・精巣などの病気の診断だけでなく、残尿測定などの 検査にも用いられます。

この検査からわかる主な病気

  • 尿路結石
  • 前立腺肥大症
  • 腎炎
  • 過活動膀胱
■尿流量測定装置 (ウロフロ)

尿流量測定検査(ウロフロメトリー検査)は「おしっこの勢い」を調べる検査です。普段と同じようにおしっこをしていただくだけ で、排尿量や勢い、排尿にかかる時間がわかるため、膀胱の機能や尿道の異常を調べることができます。
外見は通常のトイレと変わりませんので、女性の方も通常の排尿で検査が可能です。

この検査からわかる主な病気

  • 前立腺肥大症
  • 神経因性膀胱
■レントゲン装置 (X線検査)

胸部や腹部の写真を撮影する装置です。泌尿器科では、主に腎臓・尿管・膀胱を撮影し、腫瘍や結石などの尿路異常の診断 を行うために用いられます。

この検査からわかる主な病気

  • 尿路結石
  • 水腎症

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