検査② 尿沈渣

【検査①】尿検査 のブログで検尿検査結果についてお話しましたが、今回はさらに詳しく尿沈渣(顕微鏡検査)の部分についてお話します。

検尿検査で、感染や出血などの徴候や尿に混濁(尿の濁り)があった場合、尿沈査(顕微鏡検査)という検査をする場合があります。

尿沈渣(顕微鏡検査)というのは、尿を遠心分離機にかけ、沈殿した細胞や赤血球・白血球・結晶・細菌などの固形成分を顕微鏡で観察し、種類や数を調べる検査です。

 

このように尿沈渣(顕微鏡検査)をすることにより、より詳しい尿の状態を知ることが出来ます。

尿路感染の有無や程度を調べたり、腎障害をはじめとするさまざまな病気を見つける手がかりとなります。

検査① 尿検査

最近朝晩の寒暖差が激しくなっておりますが、体調などに変化はありませんか?

今日はおしっこ検査(検尿)について少しお話しようと思います。

当院では来院したら最初に必ず検尿を取ります。

検尿を行うと必ずこのような結果用紙に結果を記入して患者様にお渡ししています。

 

このように尿検査1つで色々な事がわかります。

先生がこの結果を見て、レントゲン・エコー等の詳しい検査を行って病気の原因を見つけていきます。

1つ1つ検査に対して説明しながら進めていくので、不安な事や心配なことは直ぐに先生に相談できます。

コラム⑦ 血尿

皆さん、今回は血尿に関してお伝えします。

血尿が生じたとき、様々な疾患の可能性が示唆されます。

排尿時痛をともなう場合は急性膀胱炎や急性尿道炎などが考えられます。

右もしくは左の側腹部痛(腰部痛)をともなう場合には、尿管結石や腎盂腎炎などの可能性があります。最も注意しなければならない血尿は、無症候性肉眼的血尿(痛みなどの症状のない血尿)です。 無症候性肉眼的血尿の場合は、尿路(腎盂~尿管~膀胱)の悪性疾患のことがあります。

 そのような症状の場合はすぐに泌尿器科をご受診ください。検査ブログ③にも血尿について掲載してますのでご覧ください。

コラム⑥ 前立腺肥大と飲酒

今回は前立腺肥大とお酒の関係についてお話します。

元来、前立腺肥大症の持病がある方は、深酒することでさらに尿の出方が悪くなることがあります。

なぜお酒を飲むと尿の出が悪くなるのかというと、次の通りの理由があるからです。

前立腺には血管が豊富に通っています。お酒を飲むことで前立腺の血流も多くなり、もともと肥大している前立腺が一時的にさらに大きくなります。

その大きくなった前立腺が尿道を圧迫するのでおしっこの通り道をふさいでしまい、そのため尿が出なくなってしまうということなのです。

 楽しい時間を過ごすためにも、お酒の量はほどほどにしてお過ごしください。

コラム⑤ 健康診断

皆さん、健康診断は受けられていますか?

 いつも決まった検査をしている方が多いと思いますが、50歳以上の男性の方は、一般的な採血検査に加えてオプション(市区町村で金額は異なります)でついている前立腺がんのマーカー(PSA採血)を加えてみてはいかがでしょうか。

 近年食生活の欧米化により日本でも前立腺がんが急増しています。

特に排尿障害や夜間頻尿(就寝後2回以上トイレに行く)などの症状のある50歳以上の男性の方は、健康診断で一度PSA採血を組み込むのも検討してみてください。

コラム④ 骨盤臓器脱

第2・第4土曜日の外来を担当している川﨑です。

みなさん、骨盤臓器脱という疾患をご存知でしょうか? 

女性特有の泌尿器科疾患のひとつで、膀胱や子宮、直腸などの臓器が膣から下がって出てくるという症状があります。

原因はさまざま言われていますが、妊娠・出産、閉経、加齢などにより骨盤臓器を支える骨盤底筋力の低下によるものと考えられています。

患者さんからは、

「お風呂に入っているときにピンポン玉のようなものが触れてびっくりした」

 「午前中はどうもないけど、夕方になると下がった感じ、引っ張られて不快感がある」

 「朝はよく排尿できるけど、夕方は残尿感がありおしっこが出にくい」

 「膣から飛び出しているボール状のものを押し込んだらおしっこが出る」

 「最近排便しにくい。便が出そうなのに出しにくい」

などの訴えがあります。

軽度の症状は、骨盤底筋体操という骨盤底筋の筋肉トレ理学療法で改善します。

中等度以上になると外科的手術の適応になります。

 似たような症状でお悩みの方がいらっしゃったら、ぜひ一度ご相談ください。

 

4月より院長交代のお知らせ

以前よりお伝えしておりました通り、2024年4月1日より高山泌尿器科五条クリニックの院長に高野徳昭(たかのなるあき)が就任致します。

なお、診察は4月15日から担当致します。

4月以降の診療担当医に関しては、下記となります。あらかじめご了承ください。

 

 

新体制となる高山泌尿器科五条クリニックをこれからもよろしくお願い致します。

 

コラム③ 腎盂腎炎

今回のコラムは、前回お伝えした膀胱炎が原因となって起こる腎盂腎炎についてお伝えします。

膀胱炎が原因となって、腎盂腎炎になることがあります。

膀胱で繁殖した細菌が尿管をさかのぼり、腎臓に到達して炎症を起こしてしまいます。

症状としては、背中や腹部の痛みと高熱がみられます。

細菌が腎臓から血流にのって全身に広がると命に関わることもあります。

発熱があるときはできるだけ早く病院を受診しましょう。

 

 

治療は抗生剤などの薬物治療および十分な水分摂取で利尿をつけることですが、症状がおさまっても決められた薬は飲み続けましょう。

細菌を退治してしまうことが慢性化しないためにも重要です。

コラム② 膀胱炎

今回は泌尿器関連で女性に多い「膀胱炎」についてお伝えします。

 膀胱炎は大腸菌などの細菌が尿道から膀胱に入り込み、中で炎症を起こしてしまうものです。尿道が短い女性に圧倒的に多くみられます。

下腹部に痛みを感じたり、排尿時に差し込むような痛みを感じます。また、排尿の回数が増えて30分~1時間ごとにトイレに行くこともあります。

治療は抗生剤などの薬物治療を行います。

 予防のために、普段から水分を多くとり下腹部を清潔にして、尿意を我慢しないように気をつけましょう。